Ｌ特急白山のラウンジ＆コンビニエンスカー

Ｌ特急白山（上野～長野経由～金沢）は国鉄分割民営化前に食堂車の連結を廃止。
平成元年から普通車モハ４８９改造のラウンジ＆コンビニエンスカーが登場しました。
Ｌ特急白山以外の特急や急行能登にも運用されましたがコンビニエンスの営業はおこなわず、ラウンジを自由に利用できるようにしていました。
白山廃止後も急行能登などは引き続き運用され平成２４年頃までに全車廃車されたようです。


















４８９系電車・Ｌ特急白山



モハ４８９・ラウンジ＆コンビニエンスカー





Ｌ特急白山・ラウンジ＆コンビニエンスカー・車内



Ｌ特急白山・時刻表



Ｌ特急白山・編成表

両備ガーデンにあったサシ５８１食堂車

岡山県岡山市東区寺山の両備ガーデン（現在はOKAYAMA GARDEN）に国鉄５８３系電車の食堂車サシ５８１が２両ありました。
２両は連結せず中央が出入口でした。
トレインキャッツという名称で営業していたようですが、冷房故障で営業をやめた後も放置されていましたがいつもまにか解体処分されたようです。
















サシ５８１－９？と１１？



中間が入口



名古屋飛ばしで有名・のぞみ３０１号オリジナルメニュー

平成４年３月１４日ダイヤ改正で東海道新幹線・東京～新大阪に３００系新幹線電車ののぞみ号が２往復新設されました。そのうちののぞみ３０１号（東京６：００→新大阪８：３０）は途中新横浜に停車するだけで、名古屋と京都は通過するダイヤで有名になりました。
３００系新幹線には０系・１００系新幹線と異なり食堂車やビュフエ・カフェテリアなどの設備はなく、サービスコーナーがグリーン車を挟むように７号車と１１号車に設置、のぞみ３０１号のグリーン車では軽食の販売もありました。
この名古屋・京都通過列車も平成９年１１月２９日ダイヤ改正でなくなりました。

３００系新幹線と１００系新幹線（新大阪）



３００系新幹線（新大阪）





のぞみ３０１号グリーン車入口





のぞみ３０１号グリーン車車内



のぞみ３０１号オリジナルメニュー①



のぞみ３０１号オリジナルメニュー②





のぞみ３０１号オリジナルメニュー③





のぞみ３０１号オリジナルメニュー④



グリーン料金・Ａ寝台料金には通行税１割が含まれていた

平成元年４月１日に消費税３％が課税される前はグリーン料金とＡ寝台料金には「通行税」１割が含まれていました。
今後消費税率アップで１０％になると、かつての通行税と税率が同じになってしまいます。







きっぷ裏のご案内

国鉄時代は一部定期快速列車でも車内販売あり

現在では殆どの在来線特急列車で車内販売は無くなってしまいましたが、国鉄時代は特急列車だけでなく急行列車でも多く車内販売がありました。


さらに観光列車でもない一部の定期快速列車でも車内販売があったようです。


☆日本列島駅弁各駅停車（山と渓谷社）・昭和６０年５月の情報

山形駅の駅弁



駒ヶ根駅の駅弁



日田駅の駅弁



西鹿児島駅の駅弁

播但線・山陰本線・福知山線迂回臨時寝台特急

平成７年１月１７日に発生した兵庫県南部地震の影響で、東海道本線・山陽本線が不通となったため、東京・関西～山陽・九州の寝台特急はすべて運休になりました。
平成７年１月３０日～３月３１日に東海道本線・尼崎～山陽本線・姫路を福知山線・山陰本線・播但線で迂回する臨時寝台特急なは８１号・８２号（新大阪～熊本）、臨時寝台特急あかつき８１号・８２号（京都 ～長崎・佐世保）が１４系１５形客車７両編成で運転されました。
姫路以西のダイヤは「なは８１号・８２号」がほぼ「寝台特急はやぶさ」の時刻、「あかつき８１号・８２号」がほぼ「寝台特急さくら」の時刻で運転されました。
その為岡山ではあかつき８１号・８２号・なは８１号は利用しにくい時間帯でしたが、なは８２号は何とか利用できる時間だったので岡山０：５９発→新大阪６：３３着を利用しました（新幹線なら１時間かからない距離ですが）














迂回寝台特急時刻表



なは８２号・特急券・Ｂ寝台券



１０年ほどあったＬ特急つばめのビュフェ

平成４年７月１５日からＪＲ九州７８７系電車がＬ特急つばめ（門司港・博多～西鹿児島）で運転開始。


国鉄分割民営化前に在来線昼行特急の食堂車は廃止されていましたが、この列車には半室食堂車（ビュフェ）サハシ７８７が登場しました。


その後、特急にちりんシーガイア、Ｌ特急かもめに連結営業、非営業ではＬ特急有明、特急ドリームつばめ、特急ドリームにちりんにも使用されましたが、九州新幹線・新八代～鹿児島中央の開業前の平成１５年までに全車両ビュフェを普通席に改造されてなくなりました。

７８７系電車



サハシ７８７・ビュフェ（写真がぶれてます）



サハシ７８７・座席



編成表



７８７系・座席表

１４系・２４系客車の食堂車

昭和４７年に製造された国鉄１４系客車にはオシ１４、昭和４８年に製造された国鉄２４系客車にはオシ２４がありました。


１４系の食堂車は寝台特急さくら、みずほ、あさかぜ２号・３号の他、関西～九州の寝台特急あかつき（新大阪～西鹿児島・長崎）の３往復にも昭和５０年まで１４系寝台客車で運転される列車（Ａ寝台も連結された基本編成）すべてに連結され営業していました。


２４系の食堂車は寝台特急あかつき（新大阪～西鹿児島）の１往復と寝台特急彗星（新大阪～都城）１往復のみに食堂車が連結営業していましたが、食堂車なしの列車も運転されていました。


そのため、昭和５０年３月１０日ダイヤ改正で寝台特急はやぶさ（東京～西鹿児島）、寝台特急富士（東京～西鹿児島）、寝台特急出雲（東京～浜田）に全２４系２４形を転用する際に食堂車が不足したため、オシ１４をオシ２４　１００番台に改造して用意しました。


さらに昭和５３年の博多あさかぜの２４系２５形に置換の際ははやぶさ・富士・出雲の食堂車を基本編成から運転区間が短い付属編成に移動させて捻出しています。


ブルートレインの食堂車営業は国鉄分割民営化後の平成５年まで、その後は食堂車で弁当の販売をおこないましたが平成１８年の寝台特急出雲廃止でオシ２４　７０１の保留車以外は廃車されてしまいました。


















オシ１４



オシ２４　１００番台（オシ１４を改造）





オシ２４　７００（オシ２４のグレードアップ車）





オシ２４　１００番台（営業中車内）





食堂車のカード式公衆電話





オシ１４（営業廃止後の車内）





時刻表のメニュー





編成表・食堂車営業





編成表・弁当販売



寝台特急あさかぜ２号・３号乗車記念スタンプ

寝台特急あさかぜ２号・３号（東京～下関）にはＪＲ西日本広島支社の記念スタンプがありました。
専用台紙も用意され、裏面は広島支社ナンバー１が紹介されていました。
この列車は２８５系電車サンライズエクスプレスに置き換えられることなく平成１７年に廃止されてしまいました。
















記念スタンプ（表）



記念スタンプ（裏）



食堂車のレシート

ＪＲになっても新幹線ひかり、寝台特急さくら、はやぶさ、みずほ、富士、あさかぜ１・４号、出雲１・４号、北斗星、トワイライトエクスプレスには食堂車が連結され営業していました。

そのうちの新幹線と北斗星、トワイライトエクスプレスのレシートです。



０系新幹線ひかり９６号
帝国ホテル列車食堂（表）



０系新幹線ひかり９６号
帝国ホテル列車食堂（裏）





グランドひかり
ひかり２５号
ＪＤ東海





寝台特急北斗星６号





寝台特急トワイライトエクスプレス



寝台特急トワイライトエクスプレスの日本海懐石御膳

寝台特急トワイライトエクスプレス（大阪～札幌）の夕食「日本海懐石御膳」（６，０００円・平成４年現在）は事前予約制で席まで届けてくれるサービスでした。
















寝台特急トワイライトエクスプレス



時刻表の案内





おしながき（表紙）





おしながき





日本海懐石御膳



寝台特急北斗星の食事予約券

寝台特急北斗星（上野～札幌）の食堂車は夕食に限り事前予約制になっていました。
予約券は１か月前～３日前にＪＲ北海道・ＪＲ東日本・ＪＲ西日本のみどりの窓口、主な旅行会社などで発売していました。











食事予約券（見にくいですが）



北斗星食堂車スシ２４　５０７





時刻表の案内



寝台特急トワイライトエクスプレスの食事予約券

寝台特急トワイライトエクスプレス（大阪～札幌）にあった食堂車の夕食は事前予約制で、ＪＲ北海道・ＪＲ東日本・ＪＲ西日本・ＪＲ九州のみどりの窓口、主な旅行会社で１か月前～５日前まで食事予約券を発売していました。
フランス料理は食堂車でテーブル番号まで指定されていました。日本海懐石御膳は席（寝台）まで届けてもらうスタイルでした。
また翌朝の食事は乗車後食堂車で予約受付していましたが、和食は数が少なくすぐ売切になることが多かったようです。

寝台特急トワイライトエクスプレス



食堂車・スシ２４　３





食事予約券





メニュー（表紙）





メニュー





時刻表の案内